N-アセチル-D-マンノサミンは、N-アセチル-D-グルコサミンの異性体であり、分析用標準品だけでなく、アミノ糖の代謝研究への利用や動物細胞培養の培地添加剤としても注目されている。近年では、N-アセチル-D-マンノサミンの誘導体から、シアル酸アルドラーゼを利用したピルビン酸との縮合反応により、シアル酸誘導体を合成する報告※1‐※3などもある。
化学式
C8H15NO6・H2O(MW:239.2)
CAS番号
7772-94-3
形状
白色粉末
純度
99%以上(HPLC)
分析方法
高速液体クロマトグラフィー(HPLC)
カラム | Bio-Rad Aminex HPX-87H(4.6 mmID×300 mm)×2 |
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温 度 | 65℃ |
移動相 | 6 mM硫酸 |
検 出 | 205 nm |
保存方法
乾燥条件下、5℃保存で長期間安定である。
文献
- ※1. M.J.Kim,W.J.Hennen,H.M.SweersandC.H.Wong,J.Am.Chem.So.,110,6481-6486(1988)
- ※2. C.Auge,B.Bouxom,B.CavayeandC.Gautheron,TetrahedronLett.,30,2217-2220(1989)
- ※3. C.C.Lin,C.H.LinandC.H.Wong,TetrahedronLett.,38,2649-2652(1997)
包装単位
1 g, 10 g, Bulk