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UBASTEC-AUTO ユーバステック・オート
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胆道閉鎖症の早期発見
新生児の1万人に1人の割合で発症するという胆道閉鎖症は、小児難病のひとつです。生後2ヶ月以内に発見し手術をすることが必要です。
早期発見に有効な方法として、弊社が開発した尿での肝臓の検査が注目され、積極的な啓発活動も行われています。
この製品で、血管が細く血液を採取するのが難しい新生児でも、簡単に肝機能検査ができるようになりました。
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早期発見、生後2ヶ月以内での手術
肝臓で作られた胆汁が腸へ流れるための道を胆道または胆管と呼びます。その胆道や胆管が生まれつき、または生後まもなく、何らかの原因でつまってしまい流れなくなったり、肝臓の中で胆汁がうっ滞して血液内に逆流して黄疸を発症し、そして便が白っぽくなったります。
肝臓の機能は回復しなくなり、だんだん硬くなって肝硬変となり、やがて死に至るという恐ろしい病気が胆道閉鎖症です。この病気は小児難病のひとつであり、1万人に1人の割合で発症すると言われています。国内では毎年約100人の赤ちゃんがこの病気にかかっています。
通常は生後早期に発見し、2ヶ月以内に手術を行わなければ、予後不良になることが多く、2ヶ月以降の手術ではたとえ胆汁が流出するようになっても、すでに肝硬変に移行しており、後遺症が残ることとなります。
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おしっこで行う肝臓の検査
肝機能の検査というと血液採取が一般的ですが、“おしっこ”でできる肝機能の検査方法が開発されました。これにより、血管が細く血液を採取するのが難しい新生児でも、簡単に肝機能検査ができるようになりました。
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啓発活動
胆道閉鎖症の克服のための早期発見と治療方法向上の重要性についての啓発活動として、胆道閉鎖症の患者の家族会である「胆道閉鎖症の子どもを守る会」は、小児難病フォーラムを開催しています。
このフォーラムの実施によって、乳児検診での硫酸抱合型胆汁酸(USBA)検査導入の働きかけなどを国をはじめとした各関係団体へ積極的に行っています。
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第7回 2019年12月21日(土)開催
場所 | 仙台国際センター会議棟 3 階 白橿 |
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テーマ | 「胆道閉鎖症の早期発見・早期診断への提言」 |
開催内容 |
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第1回~第6回
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ARABINITEC-AUTO アラビニテック・オート
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真菌感染症の発見
深在性カンジダ症の患者体内においてカンジダ属真菌が増殖するとき、D-アラビニトールの血清中濃度が上昇することが知られており、この濃度を測定することで、カンジダ症の発症を推し量ることができます。
アラビニテック・オートは、D-アラビニトールにアラビニトール脱水素酵素を作用させる系にジアホラーゼ、WST-1による発色系を組み合わせた自動分析装置用血清中D-アラビニトール測定用試薬であり、前処理が不要で、自己検体ブランク法を用い、1チャンネルでD-アラビニトール濃度を迅速に且つ精度よく測定できます。
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UBASTEC-AUTO ユーバステック・オート
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体外診断用医薬品
尿中硫酸抱合型胆汁酸測定試薬(自動分析装置用)
認証番号:222AHAMX00022000
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採血なしで肝機能検査ができる画期的な検査薬です。
測定原理
包装
名称 | 構成試薬 | 包装 | ||
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ユーバステック・オート | 第1試薬 | 酵素剤 | 11 ml用 | ×2 |
溶解液 | 11 ml | ×2 | ||
第2試薬 | 酵素剤 | 5 ml用 | ×2 | |
溶解液 | 5 ml | ×2 | ||
標準液 | 10 ml | ×1 |
文献
販売元
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ARABINITEC-AUTO アラビニテック・オート
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血中D-アラビニトール測定用(自動分析装置用)
測定原理
包装
名称 | 構成試薬 | 包装 | ||
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アラビニテック・オート | 第1試薬 | 酵素剤 | 16 ml用 | ×4 |
溶解液 | 16 ml | ×4 | ||
第2試薬 | 酵素剤 | 5 ml用 | ×4 | |
溶解液 | 5 ml | ×4 | ||
標準液 | 20 μM | 10 ml | ×1 | |
100 μM | 10 ml | ×1 | ||
1,000 μM | 10 ml | ×1 |